今回は種子島の珊瑚礁をご紹介します!
Lulu Sunでは海ツアーのシュノーケリング時に
たくさんの種類の珊瑚を気軽に楽しめます♪
造礁サンゴは、石灰質の石の骨格を自らの下につくる特徴を持っています。
つまり造礁サンゴは、
自らつくり出した石の周りを覆うように住み着いている状態です。
この石は、造礁サンゴの成長と共に大きくなり、テーブル状、枝状、キャベツ状など、環境に応じた形体となり、長い年月をかけサンゴ礁といわれる立派な地形をつくります。
サンゴは、岩石(鉱物)や植物だと思われがちですが、
サンゴは、クラゲやイソギンチャクと同じ仲間で、刺胞(しほう)動物だそうです。
刺胞動物とは?「刺胞(しほう)」と呼ばれる、毒液を注入する針(刺糸)を備えた
細胞内小器官をもつ細胞があることからこの名で呼ばれているそうです。
生きているサンゴは、触手を動かして、
水中の微生物(プランクトンなど)を食べることもあるそうですよ。
サンゴは、動物でありながら植物と同じように二酸化炭素を吸収し、
酸素をつくりだす働きをしています。
これはサンゴ自体の働きではなく、
ポリプ内に共生する褐虫藻といわれる藻類の働きによるものです。
サンゴの二酸化炭素吸収率は、1㎡あたり4.3kg/年といわれ、
陸上の植物よりも多くの働きをします。
また、サンゴには海を浄化する働きや天然の防波堤としての役割、
他の生物への影響など、海中だけではなく地球にとって大変大きな役割を果たしています。
サンゴは、水温の上昇や紫外線の強弱により生存できなくなるほど繊細な生き物です。シロレイシガイダマシやヒメシロレイシガイダマシ、オニヒトデ
などによる被害が多くあげられますが、
サンゴに一番大きな影響を与えているのは私たち人間です。
生活排水による水質の汚染をはじめ、
開発による赤土の流出、埋め立て、ゴミの放棄、釣りによる被害などなど・・・人間がこれまでどれだけのサンゴを殺してきたかは、想像を絶します。
環境保全が世界規模で唱えられる今日、
海の中にも目を向けなければいけない時代がきていますね!
種子島沿岸のみで確認されるサンゴの一種「ハナサンゴモドキ」↓
カラフルなイバラカンザシとケヤリムシ
珊瑚に囲まれれ生息するシャコガイ
珊瑚礁の天敵を食べてくれるホラ貝
ユニークな形のスイジガイ
白い貝殻をもつウミウサギガイ
ホシダカラ
アメフラシやウミウシ
サンゴは、自らの体内に褐虫藻という植物の一種を飼っています。
この褐虫藻が光合成をして得たエネルギーをサンゴが貰っています。
しかし近年、温暖化によって海水温度が年々高くなっているため、
プランクトンが異常発生し、周辺海域に十分な光が届かなくなると褐虫藻は
光合成を行うことが出来なくなります。
そのため、褐虫藻は、光を求めて共生していた珊瑚を離れ、移動してしまいます。
また、褐虫藻は水温が一定以上になると繁殖・生息できなくなり珊瑚を離れてしまいます。
裸になってしまった珊瑚は酸素・栄養供給源を失うことになり、
軸となる石灰部分だけになっているため白く見えます。
これがサンゴの白化現象の仕組みなのです。
これは2年前に種子島の珊瑚礁が白華した時の画像です。
この後に来た台風により海水がかき混ぜられて水温が下がり、
褐虫藻か戻ってきたため珊瑚礁は元通りに復活しました。
種子島は豊かな自然が残っている貴重な島だと思います。
そんな島の美しい海をカヤックに乗って見に行きませんか?
楽しむ気持ちを持っていれば経験は必要ありません!初心者でも経験者でもみんなが楽しめる島時間をご案内します(^_-)-☆
Lulu Sunに遊びに来てくださいね!